2009年12月
2009年12月11日
2009年12月10日
小野川温泉の豆もやし。
よく、幻のスローフードや在来野菜として
雑誌やTVで取り上げられています。
歴史は古く上杉鷹山のころから栽培されているという話と
生産組合が出来たのも明治時代。
数百年の歴史があるんですね。
最盛期には100軒ほどあった生産農家も
今や3~4軒。
温泉街のお土産やさん限定の受注生産なんだそうです。
こんな幻の豆もやしの生産現場を
このたび見学することが出来ました。
木材とわらで組み立て、ビニールシートをかぶせただけの
超原始的な掘っ立て小屋!!
中に入ってみると広い!
もやしを作るところと、洗い場などあり結構広いです。
温泉流れる上でもやしが栽培されています。
もやしにとっての最適温度は28~30℃。
この微妙な温度調整をわらと砂で行うとのこと。
毎日決まった時間に見にきて、温度が上がりすぎていないか
チェックするんだそうです。
温度が上がりすぎると・・・
火傷したみたいに水ぶくれになり、柔らかくなってしまう。
低いと・・・
硬い食感になってしまう。
豆もやしはとてもデリケートですね。
ここで問題!
豆もやしの原材料は何でしょう?
答え「もやし豆という大豆」
もやしが大豆から出来ているのはびっくりでした。
もやし豆は秘伝豆よりも収穫時期が遅く
11月になってから完全に熟したものを収穫しないと
おいしい豆もやしにならない。というお話も伺いました。
小野川温泉の生産農家はこの豆もやしを
残していきたいという想いが強いこと。
本当に感謝です。
私たち消費者もこういう伝統野菜を積極的に
食べていかないとなぁ、という思いで帰ってきました。
うめなおさんのご主人、大変お世話になりました。
ありがとうございました。
運よく、豆もやしを手に入れることが出来ました。
思ったよりも長くてびっくり!
生で食べると、大豆の青臭さを感じ
茎(?)の部分は優しい甘みを感じました。
普通のもやしよりも味が濃いです!
お味噌汁でいただきました。
豆大好きな息子も
「マメ~」と豆の部分を喜んで食べてました