野菜ソムリエへの道
2010年01月02日
2009年12月16日
山形は遂に雪が降り始めました。
が、例年のようにドカンと降りません
こんな風にパラっとです
せっかく息子の長靴を買ったのにぃぃぃ。
今週中に一度ドカンと降りそうな予感です。
今年も赤根ほうれん草の季節が到来です。
一般的なほうれん草よりもアクが強くなく、柔らかい甘みが
たべてほっとする味わいです。
根はそのままかじっても甘くておいしいですが・・・
みじん切りにしてスープなどにしてもおいしいですよ。
私の子供の頃は、根っこの赤い部分が一番美味しいと教えられていて
この部分はみじん切りして卵焼きに入っていました。
葉っぱよりも根っこの方が好きで、弟と争うように食べていたのを
記憶しています。
でも、最近のほうれん草は根は赤くないし、葉っぱも丸いし
違う品種なのかな?
ほうれん草といいながらも実は違うのがほうれん草として
売られているのかな?と思っていました。
ジュニアベジフルマイスターの試験勉強をしていて
ほうれん草には和品種と洋品種と交配品種があることを知りました。
和品種・・・葉がギザギザ
洋品種&交配種・・・葉は丸いものが多い
なるほどー!
一般的にスーパーに出回っているのは洋品種だったんですね。
ガッテン!
さらに、赤根ほうれん草の栽培農家の方にお話を聞くことが出来たのですが
赤根ほうれん草の種は選抜されていないので発芽率も悪く、病気(主にベト病など)に弱いので栽培される農家が年々減っているとのこと。
今年は特にベト病の発生が多く、畑一枚やられてしまった農家もあるとのこと。
ますます、赤根ほうれん草を残していかなくちゃと思いました。
赤根ほうれん草の販売は2月初旬まで
2009年12月11日
2009年12月10日
小野川温泉の豆もやし。
よく、幻のスローフードや在来野菜として
雑誌やTVで取り上げられています。
歴史は古く上杉鷹山のころから栽培されているという話と
生産組合が出来たのも明治時代。
数百年の歴史があるんですね。
最盛期には100軒ほどあった生産農家も
今や3~4軒。
温泉街のお土産やさん限定の受注生産なんだそうです。
こんな幻の豆もやしの生産現場を
このたび見学することが出来ました。
木材とわらで組み立て、ビニールシートをかぶせただけの
超原始的な掘っ立て小屋!!
中に入ってみると広い!
もやしを作るところと、洗い場などあり結構広いです。
温泉流れる上でもやしが栽培されています。
もやしにとっての最適温度は28~30℃。
この微妙な温度調整をわらと砂で行うとのこと。
毎日決まった時間に見にきて、温度が上がりすぎていないか
チェックするんだそうです。
温度が上がりすぎると・・・
火傷したみたいに水ぶくれになり、柔らかくなってしまう。
低いと・・・
硬い食感になってしまう。
豆もやしはとてもデリケートですね。
ここで問題!
豆もやしの原材料は何でしょう?
答え「もやし豆という大豆」
もやしが大豆から出来ているのはびっくりでした。
もやし豆は秘伝豆よりも収穫時期が遅く
11月になってから完全に熟したものを収穫しないと
おいしい豆もやしにならない。というお話も伺いました。
小野川温泉の生産農家はこの豆もやしを
残していきたいという想いが強いこと。
本当に感謝です。
私たち消費者もこういう伝統野菜を積極的に
食べていかないとなぁ、という思いで帰ってきました。
うめなおさんのご主人、大変お世話になりました。
ありがとうございました。
運よく、豆もやしを手に入れることが出来ました。
思ったよりも長くてびっくり!
生で食べると、大豆の青臭さを感じ
茎(?)の部分は優しい甘みを感じました。
普通のもやしよりも味が濃いです!
お味噌汁でいただきました。
豆大好きな息子も
「マメ~」と豆の部分を喜んで食べてました